March 29, 2001

道はどこまでも続かない

この街はコーヒーカップのような地形をしている。 
カップの底が地上の平坦な土地、つまり街の中心地である。
カップの回りを縁取る部分が山々、人々の暮らす空間の住宅地。
その山々にそれぞれ○○団地と名前がついているのだ。

私の仕事は車であちこちへ行くことが多い。
いちいち地上に下りると遠回りになるので山から山へと移動する。
いまだに舗装されていないジャリの近道、森林の中を突き進むのだ。
初めの頃はドキドキしながら、サバイバルゲームのごとく必死で
教わったとおり車を走らせた。夕方になると途端に暗くなり、
電信柱などないので前が見えず焦りまくったものだ。(笑)
最近は土地観もだいぶついてきたので余裕が出てきた。
暗くなっても恐くない。(笑)なんでもござれ!どこでもいけるぞ!気分だ。
そんな中、行き当たりばったりが好きな私は、思いつきで好奇心から、
あちこちで曲がってみたり、予定とは逆に走ってみたりした。(笑)
お初の景色に浮かれているうちはいいが
車の向きを変えられないほど、道が細くなるとさすがに心細くなる。
そしてたいがい見事に道がなくなるのだ。行き止まり。その先は未開の土地。
ゆっくりとバックで戻るしかない。片側が崖で冷や汗ものでバックした事もある。
道ってどこまでも続いているのではないという当たり前の事を知る瞬間。

しかし、この数年で山々はどんどん開発され、行き止まりの道の先に
新しい道ができ道と道がつながりだした。便利にはなってきたが・・・
ひねくれ者の私としては少々おもしろくない。
知らない道を突き進み迷子のごとく適当に車を走らせる楽しみが減った。(笑)

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March 28, 2001

上には上が。

東京からT島(南国所属)に嫁いだYさんという知人がいる。
Yさんは南国の空のように明るい前向きな人だ。
「あなたなんてまだまだよ。私はこっちに来て今年で22年。
ついに東京で暮らした年数を昨年越えたわ。さすがにジーンときちゃった。」
実感がこもっているこの言葉は私にとても響き、
遥か彼方の遠い自分がかすかに見えた気がした。
いつか私もこの街での思い出の方が多くなる日が来るのだろう。
その時、胸をはってこの街が好きと言えるだろうか?

先日久しぶりに会ったYさんの手には、
東京の最新スポットやお店が書かれた本が握られていた。
「久しぶりに実家に帰るの。うれしいんだけどドキドキよ。
すっかり田舎者になっちゃって。(笑)」
今頃彼女は都会の渦の中で楽しんでいるにちがいない。

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March 27, 2001

街の色々

数日前から、山道の両側に咲く菜の花の色が鮮やかな黄色に染まり始めた。
窓を開けて車を走らすと、ぷううんと甘ったるい匂いがする。
このあたりは苺畑が近いので、スーパーで売られている苺の横に
「今朝もぎたて苺、畑から直送」と、書かれている。
かごからこぼれそうなほど山盛りに盛られた苺は、飾り物のように赤い。
この街に住んで、季節の移り変わりを色で感じるようになった。
まさに旬をかみしめるひととき・・・ちょっぴり幸せな気分になる。
真っ赤な苺を助手席に乗せて、『Smap Vest』をガンガンかけながら
今日もおうひは元気全開。(笑)

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やっちゃった!

「おじゃったもんせ」とは・・・
南国の言葉で「ようこそいらっしゃいました。」という意味です。
南の果てまで辿り着き、早9年を過ぎようというのに
東京育ちの私には、見るもの聞くことすべてがそれはそれは不思議な毎日。
どれもこれも夢の中の出来事なようで、いまだに驚き嘆きため息の繰り返し。
そんな毎日のあれこれを綴るたわいもない日記なのです。

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