May 29, 2004

おもいがけない出来事が起きた

Bが亡くなったという知らせだった。
頭が真っ白になった。
エスカレーター式の学校で、
中高短と8年間、同じ校舎の中で過ごした友の死。
Bとは同じクラスだった事もあった上、通学の電車もいっしょだった。
私が最後にBに会ったのは、20代の終わり。
友達の結婚式の2次会だったと思う。
直接の友人ではないが、そう遠くない距離の友達なので、
高校時代にBがどんな恋をして、どこの会社に勤め、
社内結婚をし、転勤になり・・・までは知っていた。
しかし、最近の彼女の事情は何も伝え聞いていなかった。
Yからのメールで、死に至るまでのいきさつを知った。
涙が止まらなかった。
携帯画面に綴られた、
通夜に訪れたたくさんの友人のあだなと、先生の名を見た時、
甘ずっぱい思いで胸が熱くなり、嗚咽をあげて泣いた。
ひさしぶりの再会が通夜とは、悲しすぎる。
真夜中に、Yと何度も何度もメールをやりとりした。
Yが、
「結局、この事で、何人かの友人と、
 ひさしぶりに連絡取り合ったんだけど、思わず元気だよね?って、
 確認しあっちゃった。○○(私のあだな)は、だいじょうぶだよね?
 この前、長電話でしたばかりだもんね。」
と、お互いを心配しあってしまった。
思いっきり生きようねと、
後悔しないように、前向きにねと、
何が起きてもそうやすやすと死ねないよ。子供の為にもねと、
自分達にいい聞かせて、さよならをした。

翌日、つまり昨日も心が重かった。
汐留の帰り、次の用事まで時間があったので、
母校のある駅のホームで、電車を乗り換えることにした。
駅名を見ただけで、キュンとするのに、ホームは昔と同じ匂いがした。
すべてが、この駅から始まったんだ。
数え切れないくらいこの駅の改札を行き来して。
きつい坂を登り降りして。

私はだいじょうぶ。私はだいじょうぶ。
呪文のように唱えながら、反対側の電車に乗り換えた。


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